私は子連れで本気の移住を考え、鳥取県の調査に向かいました。とくに気になったのが湯梨浜町(ゆりはまちょう)。美しい自然と、少し車を走らせれば便利な街がある、とても暮らしやすい場所なのです。そして子育て補助も手厚い!そんな湯梨浜町への田舎移住について、調査結果をご報告します。
湯梨浜町について
湯梨浜町(ゆりはまちょう)は、鳥取県の中央部海沿いにある町です。羽合町、泊村、東郷町が2004年に合併してできました。人口は2015年時点で16,550人。
出典:移住定住ガイドブック(平成30年度版)
以前ソフトバンクのCMで、トリンドル玲奈さんが「鳥取のハワイだで♡」と言っていた「はわい町」のある町。
海はエメラルドに輝き、透明度抜群でとても美しいのです。
主な産業は農業、漁業、観光で、特産品としては「二十世紀梨」があり、甘さと酸味のバランスが良くとても美味しい☆
出典:湯梨浜町観光協会
また、グラウンドゴルフ発祥の地だそうで、グラウンドゴルフの活動もさかんだそうですよ♪
出典:移住定住ガイドブック(平成30年度版)
移住相談のため役場を訪れたのですが、とても丁寧に対応していただきました。
また、飲食店の店員さんもとっても気さくだったり、子どもをあやしてくれたり!温かい町だな~と感じました。
子どもが育てやすく、支援・助成制度が手厚い!
湯梨浜町は子育て家庭への助成がとても手厚い!主な支援を簡単にまとめました。
・不妊治療助成 無制限
・保育料は国の基準の4~6割程度
・生後8週〜1歳6ヶ月までの家庭保育補助金
・第2子以降の保育料減額または無料
・多子世帯への補助
・チャイルドシート無料貸し出し
とくに家庭で保育する場合、生後8週~1歳6ヶ月の間は月3万円の補助金を助成してくれるのです。これは児童手当とは別にもらえるので、とても手厚いですよね!
家庭保育への支援 生後8週間を超えて1歳6カ月になるまでの乳幼児を家庭で保育する父母や祖父母に対し、月3万円を支給します。 ただし、育児休業給付金を受けていないなど要件があります。
引用:湯梨浜町 公式サイト
町内には町立の認定こども園が7箇所もあり(私立が1箇所)、どうやら幼稚園と保育園がひとくくりになっているようです。残念ながら通園バスはないそう(2018年6月現在)ですが、定員オーバーということもなさそう。
また、平成31年4月には「湯梨浜中学校」が新しく開校します。町の中学生はここに通うことになるようですが、新しくキレイな校舎はうらやましい。
人口の多い町ではないですが、少なくとも十数年は学校で困る、ということはなさそうです!
移住者にも手厚い補助!土地も安く家も建てやすい!
移住を考える上で嬉しいのが、移住者への補助。
湯梨浜町に移住して家を建てる場合、条件しだいですが最大200万円もの補助が!
賃貸の場合でも、最初の1年のみ最大12万円(月1万円)の家賃補助が出るのです。
出典:移住定住ガイドブック(平成30年度版)
そのほか、住宅取得にかかる仲介手数料の補助、運転免許取得の補助もあり、とにかく移住者に優しい。
そして私が驚いたのが、土地の安さ。
あくまで一例ですが、海の見える土地約80坪で、およそ230万円という場所が!!
私は現在千葉県の田舎町に住んでいますが、同じサイズだと1000万円近くするんですが…
もし230万円の土地に格安クラスの1000万円の家屋を建てたとしたら…安易な計算ですが、1300万円ほどで海が見える新築が買えちゃう!?
ヤバいです!
日本のハワイは海も伊達じゃない!めちゃくちゃキレイ!
湯梨浜町は海に面しています。町には「ハワイ海水浴場」があり、そのビーチはとってもキレイ!
写真は私が訪れたときに、ハワイ海水浴場近くで撮影した写真です。あいにく快晴ではなかったのですが、それでもわかる透明度!湯梨浜町の移住定住ガイドブックにはその美しい海が載っていました。
出典:移住定住ガイドブック(平成30年度版)
天気がいいと美しいエメラルドグリーンになり、日本海とは思えない光景が広がります。
私はこの海に一目惚れしました☆
遠浅で子どもも遊びやすいビーチは、夏になると海の家も出るので便利。一部、離岸流が発生しやすい箇所がありその場所は危険ですが、遊泳禁止の看板が立っているのでわかります。
ハワイ海水浴場までは、湯梨浜町の中心エリアである羽合地区から車で5~10分。
隣接する倉吉市は割と発展した便のいい町ですが、その中心部からも車で20分ほど。
美しい海と、便利な街が近くにある暮らしやすい町が湯梨浜町なのです。
キレイな湖の周囲は温泉も有名!
湯梨浜町の中心部には「東郷湖(とうごうこ)」と言う大きな湖があります。
その周囲には、「はわい温泉」「東郷温泉」があり、美しい湖を見ながら温泉に入れます!
また、東郷湖は夕日も美しいスポット。美しい夕日を眺めながらの温泉は、最高なこと間違いなし。
東郷湖畔には「倭文神社」があり、織物と安産の神様、下照姫命(したてるひめのみこと)がまつられています。
そのことから、はわい温泉と東郷温泉は「恋の湯」ともよばれ、安産祈願などのために若いカップルが訪れる、人気の温泉でもあるんです♪
でも気候はどうなの?
気候は、私の感覚では関東地方と比べても夏は大差ないです。冬は少し寒く、平均気温は4℃くらいだそう。
5月に行ったときは、関東と比べ最低気温が4~5℃くらい低い感じでした。
そして鳥取県は豪雪地帯。湯梨浜町も雪が降ります。町の人の話では、どうやら平均30cm程度の積雪があるそうです。
今朝の湯梨浜町では硬い雪に新雪がつもってるので運転が危なかった。集落内の基幹道路にでる前に除雪しなければならんかった。スタックしてる車両が何台か。下手に動くと除雪車の邪魔になる。 pic.twitter.com/KLrs7XGM8q
— さっぱん (@sappan_) 2017年1月25日
30cmがどのくらい大変かというと…豪雪地帯秋田出身の私が言うと参考になるかわかりませんが、そんなに大変じゃないです(笑)
もちろん、雪に慣れていない人には大変ですし、ナメてかかると危険。
しかし30cmの積雪で、例えば人1人通れるくらいの長さ5mの歩道を除雪するとしたら、10分くらいで終わります(”スノーダンプ”または”ママさんダンプ”というアイテムを使って)
除雪は毎日ではありません。たまになので、いいエクササイズです。
車でスタッドレスタイヤは必須ですが、雪国としてはマイルドな積雪と言えます。
田舎暮らしに憧れる都会人には、まずオススメできる場所!
島国や、近くに商業施設がない田舎は、住んだことがある人でも不便なものです。
初めて都会から移住するなら、湯梨浜町はちょうどいい場所だと思います!
自然もあるし、近くに街もある。天気のいい日は海や湖に子どもと出かけてもいいし、倉吉市まで出てショッピングを楽しんでもよし。
高層ビルや最先端のショップこそありませんが、それ以外はなんでもある。それが湯梨浜町。
私の移住先候補2018年度のNo.1です!