私には4歳になる男の子がいますが、それはもうご飯をよくこぼします。お子さんがいらっしゃる方は、誰しもそういう経験があるのではないでしょうか?わかってはいるのです。子どもなんだからこぼして当たり前。でも、つい怒ってしまうんですねー。そんなとき、子ども目線で物事を考えてみたら「そうだよな」と納得して落ち着くことができました。自己嫌悪に陥りながらも、私なりに考えたことをご紹介したいと思います。
そもそもなぜ子どもはご飯をこぼすのか
子どもはどうしてこんなにご飯をこぼすのか?私なりに考えてみました。お箸を使うようになった子供を例とします。
・箸の使い方に慣れていない
・よそ見をしている
私は大きくこのようなことが原因だと考えました。
手先は、色々なものに触れたり考えたりしているうちにどんどん器用になっていくもの。
幼児のころは、力加減もわからないし、物の使い方も知らない物が多いし、うまくできないのは当たり前ですよね。
とくに箸というのはとくに、使うのにコツがいるものです。大人だって正しく使えてる人は何割だろうか?と思います。
箸を使い始める年齢は、早い子供では2歳くらいからだそうです。2歳なんてまだ字を書いたりはさみを使うのも難しいですよね。うまく使えなくて当然。
ちなみに息子の通う幼稚園の栄養士さんが言うには、お箸の使い方の練習は年長さん(5歳)から、だそうです(人にもよると思いますが)。
それに子供はよそ見もします。世の中のあらゆる物に興味があり、ちょっと興味が向くとそっちに一生懸命になったりします。
ここまで考えると、こぼさない方がおかしい、とも思えるのですが・・・
それでも「どうしてうまくできないんだろう」と思ってしまうのも親心かもしれませんね。
イライラを解消するためには「こぼしにくい食器」を使うという手もあります。でも私は、どうしてこぼすのかな?という疑問を自分なりに考えてみました。
左手でご飯を食べてみたら気持ちがわかった
そこで私はひらめきました。
「左手でご飯を食べたら、うまく箸が使えない気持ちがわかるのでは!」
私は右利きなので、当然利き手じゃない左手ではうまく箸が使えません。
さっそく試してみました。
・・・
イライラ!
挟めない!!
まあ、うまく挟めません。右手なら無意識にできている「挟む」動きがとてもぎこちない。
イライラするので、箸を揃えてご飯をかきこみたくなります。
結局、5分くらい粘りましたが右手に戻しました・・・
この子たちは、うまく食べれないから持ち変える、なんてこともできずに、頑張って食べるしかないんだな。日々練習しているんだな。
私たち大人が何気なく使っているお箸ですが、私たちもうまく使えない時期があったんだよな、と少し寛大な心を持つことができました。
左手でご飯を食べて気づいたこと
不器用な左手でご飯を食べ、子供の気持ちが少しわかったところで、もう一つ気づいたことがありました。
それはお箸を使っていない手の重要さです。
左手でお箸を使っているとすると、右手の重要さ。これを実感しました。
実は、しばらくの間左手お箸に挑戦してみたのですが、割とうまく挟めるようになってくると、今度は別の違和感を感じ始めたのです。お茶碗の角度です。
右手にお箸を持って食べているとき、左手は絶妙な角度にお茶碗を傾けていることに気がついたのです!
つまり、左手でお箸を使えるようになっても、右手でお茶碗を絶妙に傾けないとつかいづらい、のです。
知らぬ間に、我が左手がこのような傾け方を会得していたとは驚きました。
一度やってみると子どもの気持ちがわかるかも
子供がご飯をこぼすことに困っているあなたは、ぜひ一度利き手じゃない手でご飯を食べてみてください。そして、利き手のときと比べてみてください。
きっと「この子も頑張ってるんだな」と感じられると思います。
子育ては、なんでも子供目線で考えられるようになると、少し気持ちが楽になるものです。
ご飯以外でも困ったことがあったら、こどもの気持ちになって考えてみてくださいね。
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