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子育て

胃が痛むパパママ注意。ピロリ菌がいたら子どもにうつるかも!検査に行こう

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ストレス社会の中、あなたは胃が痛むことがありませんか?近年の研究で明らかになってきましたが、胃が痛む人にはピロリ菌がいる可能性が大。パパママがピロリ菌に感染していたら、子どもにも感染する恐れがあります。胃の痛みが続く場合や定期的に起こるときは、早めに病院へ行ってください。実際にピロリ菌の感染者だった私が、その怖さと治療の経験談をご紹介します。

胃が痛む原因とは?

まず、胃が痛む代表的な例を挙げてみます。

胃酸の出過ぎによる炎症:胃酸が過剰に分泌される空腹時に起きやすい
胃けいれん:過度なストレス、緊張などで起きやすい
胃腸の機能低下:心理的・身体的ストレスにより不調を起こす

これらはとくに社会人なら経験したことがある方も多いのではないでしょうか?
一時的な空腹、ストレスであれば、食事をしたり、リラックスしたりして治ることもあります。

しかし怖いのは、その裏に大きな病気のリスクがあるかもしれない、ということ。

近年の研究で明らかになってきたのが、ピロリ菌による悪影響による胃痛です。

ピロリ菌とは?

ピロリ菌は、正式名称を”ヘリコバクター・ピロリ”といいます。

ヘリコは「らせん」「旋回」の意味、バクターは「バクテリア(細菌)」、ピロリは胃の出口の名称「ピロルス」からきています。

ピロリ菌の厄介なところは、強酸性の胃の中でもずーっと生きていられるところ。

自分自身の周りに化学反応のようなことを起こし、胃酸を中和して生きているのです。

ピロリ菌が感染するのは主に5歳まで

つまり、パパママがピロリ菌に感染していて、5歳以下の子どもがいたら感染する恐れがあります。

口移しや飛沫などで感染する恐れがあるので注意が必要です。

多くは、井戸水、沢水、ピロリ菌に感染した人からの口移し、などで感染するようです。

私は超田舎育ちで、小さい頃は井戸水、沢水なんてたくさん飲んでいました。思えば、そこでピロリ菌に感染していたのでしょう。

5歳を過ぎて免疫が付いてくると、体内に入ったピロリ菌が耐性を付ける前に退治できるようです。

しかし、一度感染したピロリ菌は簡単には死にません。子どもに感染しないように気をつけるしかないのです。

何年も何十年も胃の中に棲み続けるのです。私の場合、29歳のときにピロリ菌を除菌したので、5歳で感染していたとすると実に24年もの間ピロリ菌と共に生きてきたことになります 笑

胃炎の原因はほとんどがピロリ菌

そして実は、胃炎のそもそもの原因はピロリ菌なのです。

ピロリ菌は胃の中で身を守るためにアンモニアを生成します。その状態が続くと胃が炎症を繰り返し、胃炎になってしまいます。

胃炎になった身体はピロリ菌を退治するため、体内の環境を変えようとするのですが、ときにその変化がうまくいかずに組織の一部に異常が発生します。それが胃がんにつながるのです。

ピロリ菌に感染していない人で、胃がん患者はほぼいない、という結果もWHO(世界保健機関)が発表しました。

つまり、ピロリ菌を退治してしまえば、胃炎・胃がんになる可能性はほとんどなくなるのです。
(塩分の取りすぎなどで胃炎になってしまう場合はあります)

感染しているかはどうやって確認する?

まず私の場合は、腹痛が長引いたため胃腸科で検査を受けました。

検査は生まれて初めての鼻から胃カメラ。喉のあたりでオエッとならないように部分麻酔をして、鼻からスルスルっです(ざっくりですみません)

口から入れるよりは楽といいますが、やはり気持ちのいいものではありませんでした。

胃の中は少し炎症があった程度で、そのときはたぶん問題ないと思う、と言われました。

実は胃カメラ後の血液検査で、ピロリ菌の反応が出たのです。

激しい胃炎の場合、胃カメラの際に組織も採取して判断することもあるようです。

後から知ったのですが、ピロリ菌除菌で保険適用させるのは、胃カメラでの診断は必須のようです。

 

ピロリ菌の診断自体で一般的に多く行われている検査は「尿素呼気検査」と言って袋に息を吹き込む簡単な検査です。私もピロリ菌に感染していることがわかってからは、この呼気検査になりました。

 

どうやって退治するの?

強酸性の胃の中で何十年も生きていられるピロリ菌をどうやって退治するのでしょうか?

その退治方法とは、飲み薬です。手術など大げさなことにならないのは安心ですね。

 

しかし薬の飲み方に注意があります。

ピロリ菌を除菌するために、抗生物質(細菌感染に効く薬)を飲むのですが、7日間、決められた時間に1回も忘れずに飲まなければなりません。

まあちゃんと飲むのは当然のことなのですが。薬を飲み忘れてしまうと、ピロリ菌が薬に耐性を持ってしまい、強くなってしまうことがあります。

 

また、1度目の除菌を1次除菌と言いますが、失敗すると2次除菌は別の抗生物質を飲む必要があります。

3次除菌に失敗してしまうと、もう日本で保険が効く抗生物質はありません。

4次除菌からは、保険適用外の薬になってしまうので、数万円かかってしまいます。

私も1次除菌を失敗し、あせりました。なんとか2次除菌で成功したので胸をなでおろしたのですが。
当然ですが、飲酒などは厳禁です。

 

除菌した後

私はピロリ菌の除菌で抗生物質を飲み始めてから、ある変化に気付きました。

それは、口臭がなくなったのです!

私はそれまで結構口臭を気にしていました。測定したことはないものの、口の中が気持ち悪くて絶対臭いそう・・・ということがよくありました。

抗生物質を飲んでピロリ菌が退治されてからは、口内がとてもさわやかになったのです。

ピロリ菌はアンモニアを生成するので、胃の中の臭いが口から出てきたら臭ってしまいますね。おそらくそれがなくなったのです。

一番大きな変化は、胃痛がなくなったこと。

それまではストレスでしばしば胃痛に見舞われていましたが、ピロリ菌を除菌できてからは胃痛はなくなりました。
食べ過ぎなどによる胃痛は起こりますが 笑

何より、胃がんになる確率がグンと減ったというのが嬉しいところ。
日本人の胃がん発症数は毎年13万人前後と言われており誰もが気をつけなければいけない病気です。

ストレスの多い現代、少しでも病気のリスクは減らしておきたいですね。

違和感を感じたら我慢せず病院へ

少しでも胃の違和感を感じる方、胃痛が続く方は医療機関を受診することをお勧めします。

また、小さな子どもがいらっしゃる家庭では、沢水・井戸水を飲む、口移しなどの行為はやめた方がいいでしょう。
胃カメラは人によっては少し苦しいですが、ピロリ菌の除菌自体は少し気をつければ簡単なものです。
ぜひ、自分のため、大切な人のために身体のチェックをしてみてくださいね。

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はち

2児のパパ。あなたの側にある製品の開発者。ライター、投資家も。2018年、子育てのため長野県へ移住し核家族で奮闘中!

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