赤ちゃんの頭に柔らかい部分があって、驚いたことはありませんか?私も初めて柔らかい部分を知ったときはびっくりしました。赤ちゃんの頭はとても柔らかくてデリケート。今回は赤ちゃんの頭に関する3つの注意点をご紹介します。
赤ちゃんは頭の一部が柔らかい?
赤ちゃんは頭のおでこから頭頂部の中間くらいに、柔らかい部分があります。他の部分は硬いのに一部だけ柔らかくて、初めて触ると「えっ!?」となったもの。
実はあの柔らかい部分は「大泉門(だいせんもん)」といって、赤ちゃんのうちは柔らかいのが正常な部分です。
赤ちゃんの頃、大泉門の部分には頭蓋骨がありません。出産時に産道を通る際、出やすくなるように頭蓋骨を縮めながら出てくるためです。
また、脳が成長するためのスペースを残すためでもあります。
大泉門には軽く触れる程度なら問題ないとされていますが、強く触ってはいけません。頭蓋骨が無いので、皮膚の下は脳がありますから。
小児科の先生は大泉門を触ってチェックしたりしますが、必要なければ触らないようにしましょう。
大泉門は赤ちゃんの心臓の拍動と一緒に動いたりすることもあります。これも正常なので、心配はいりません。
大泉門は生後10ヶ月頃から小さくなり始め、個人差はありますが2歳頃までには完全に閉じます。
もし閉じていないことを発見したり、大泉門が陥没していたり、膨張していたりするときは何らかの異常がある可能性があります。すぐに医療機関を受診しましょう。
赤ちゃんの頭は揺さぶられに弱いので注意
赤ちゃんの首や脳はとても弱いものです。昨今も揺さぶられ症候群で赤ちゃんが亡くなったという悲しいニュースを目にします…
でもどのくらい揺さぶったら危険なのか、なかなかわかりづらいですよね?
危険な揺さぶられの程度に関しては「こそだてハック」さんにわかりやすい基準が書かれています。
揺さぶられ症候群になりえる揺れは、赤ちゃんの頭が前後にガクンガクンと激しく揺れるようなときと考えてください。具体的には、「2秒間に5~6回ほど強く・速く頭を揺らすことを15秒以上」が目安です。
引用:「揺さぶられ症候群とは?症状は?車やバウンサーの振動も危ない?」こそだてハック
この基準をイメージにすると…赤ちゃんを抱っこしてグワーーーッと力を入れて15秒間揺さぶるくらいだとNG!!(あくまでイメージです!)
寝かしつけのために抱っこして、小刻みにあやす程度なら問題ないと言えます。ただし頭はしっかりと支えましょう。
赤ちゃんの頭の変形は生後6ヶ月頃までに手を打とう
前出しましたが、赤ちゃんの頭はとても柔らかいです。赤ちゃんの顔を向ける方向がいつも同じになってしまうと、頭は徐々に変形してしまいます。
一般的に生後7ヶ月くらいから頭が固くなってくるので、生後6ヶ月頃までに手を打っておきたいものです。たまに赤ちゃんの頭を優しくなでて、均等な形になっているか確認してみましょう。
簡単にできる頭の変形対策としては、次のようなことがあります。
ママパパが声をかける方向を変える
赤ちゃんはママやパパの声に反応して顔を向けるようになってきます(個人差あり)。声をかける方向を変えたり、赤ちゃんの寝かす向きを変えたりすることで頭の変形を防ぐことができます。
赤ちゃんの頭の下にタオルを挟んで向きを変えやすくする
向きを変えたい方向と反対側の頭の下にタオルを挟んで、少し頭が傾くようにしてあげるといつもと反対を向かせることができます。
写真の例で言うと、赤ちゃんの頭の向かって右側にタオルを置くと、左側に頭が倒れやすくなります。
タオルを掴むようになってくると効果がなくなってきますが、我が家の下の子はこの方法で、割とキレイな頭の形になりましたよ!
ベビーまくらを使う
市販のベビー用まくらを使う手もあります。まくらによっては頭の荷重を分散させてくれるので、頭の一部が平らになりにくくなります。
タオルまくらと比べてベビーまくらのおすすめなポイントは、赤ちゃんが少し引っ張ったり動いたりしてもばらけないこと。タオルだとすぐグチャグチャになっちゃうことも。
と、ご紹介しておいてなんですが、我が家は最終的にタオルで代用しました。簡単に洗えるし、高さも調整しやすく便利です。
赤ちゃんによって個人差があると思いますが、我が子は生後6ヶ月くらいから寝返りを打ち始め動き過ぎるゆえ、もはや枕の意味がなくなってきたのが正直なところ…
こまめに赤ちゃんの位置を直してあげることも大切ですね!
柔らかい赤ちゃんの頭を守ってあげよう!
赤ちゃんの頭はとても柔らかくデリケート、というのを常に意識することがポイント。とくに首が座るまでは頭をしっかり支えてあげることが大切です。
赤ちゃんのころは一瞬で終わりますが、三つ子の魂百までと言ったものです。大変ですが、最初にしっかり手をかけてあげましょう!