子育てをしていると、理由もわからず子どもが泣いてぐずることありませんか?言葉がしゃべれないときはともかくとして、しゃべれるようになってからの意味不明なぐずりに困惑してしまうことがあります。我が家では「子どもが何を求めて泣いているのか?」を考えて言葉をかけること、「抱きしめる」ことで、泣き止むことが多いです。具体的にどうしているのか、3歳〜6歳の子育て家庭向けに我が家の方法をご紹介します。
突然泣き出しぐずり、止まらない
妻が第2子を妊娠中のことです。4歳の息子は幼稚園でしたが妻が妊娠中であまり動けないため、延長保育で17時まで預かり私が仕事帰りに迎えに行っていました。通っている幼稚園ではお昼寝をしません。そのため、延長保育の日は割と疲れたりぐずることが多いです。
家に帰ったらすぐに子供とお風呂に入るようにしていて、帰ったときには妻がお風呂を沸かしてくれていました。
子供に「お風呂にはいるよ〜」と言ったところ…
「でもまだお風呂のチャイム鳴ってないよ」
と言いだしたのです。
「もう沸いてるよ」
「でもお風呂のチャイム聞いてない」
この時点でもう泣き顔。ぐずぐずしています。こっちとしては「なんでこれで泣くの?」って感じ。
「ママが沸かしててくれたから、帰ってくる前にチャイムは鳴ってたんだよ」
と言っても、
「チャイム聞いてない〜!!泣」
こうなると、いくらチャイムの話をしてももう聞きません。ぐずる一方です。
また、息子が5歳になったころ。この頃から更に、言い返してくることがとっても多くなりました。ある夕飯後のことです。
「TV観たい」
と息子が言ってきたので、
「もうすぐ寝る時間だから、今日はダメ」
と私は返答しました。
「でも夕方観てないよ?」
「TV観たかったら夕方に観ればよかったじゃん。他の遊びしてたでしょ?」
「でも〜、面白いのやってるかもしれないし〜」
「でも今日はもう終わり!」
少し言葉を強めると、グスッグスッと泣き顔になってぐずりだします。
「泣くことじゃない!」
と言うと、
「他に遊ぶものがないんだよ〜!」
などと泣きながら言い返してきます。
3歳〜6歳の、ぐずる理由を整理してみる
なぜチャイムが聞こえなかったことにそこまでこだわるのか?どうしてダメと言っても聞いてくれないのか?
そこに引っかかってしまうと、解決できません。こういうときは「なぜ今泣きたいのか、何を求めているのか」という真の理由をつきとめる必要があります。
お風呂の例の場合、うちの子は延長保育でお昼寝もしていないので、疲れていました。なので、疲れている=眠い、うちの子は眠いとぐずりやすい、という感じで、私は整理したのです。
「いっぱい遊んで、疲れたんだよね?」
こう聞くと、さっきまで泣いて話も聞かなかったのが
「うん、足も痛いし、眠いし、お腹もすいたの」
と話し始めました。この日は大成功。
その後お風呂に入り、事なきをえました。
また、優しく別の案を提案してみるというのもオススメの手です。
夕飯後にTVを観たがったときは、単純にそのときの欲求を満たしたかったのだと理解しました。
そんなときは、
「今日はもう寝る時間だから、TVは明日にしようね。本を読んでみたら?」
と言うだけでも、しぶしぶながら本を読み始めたりします。
子どもは、何を求めているのか親にわかってほしいのですね。そして、きつく言うと反抗してくる、と思った方がいいのでしょう。
抱きしめるという愛情表現がとても大切
問いかけで解決しないときは「抱きしめる」のが効果的です。
小さい子供は親に抱きしめられると安心するもの。抱きしめられないで育った子どもは、自己肯定感や他人を信頼する力が欠けてしまいます。
好きな人とハグをすると落ち着く、という経験はパパやママもあると思います。子どもにとっても、大好きなパパママとハグするのは大切なことなんですね。
PHPのサイトでは、もっと科学的に抱きしめる効果について解説されています↓
「親子のスキンシップが、かしこい脳をつくる!」PHPファミリー
今のところ、うちの子は泣いているときに抱きしめたり抱っこすると99%落ち着きますよ。
ちなみに我が家ではよく「だいすきぎゅっぎゅ」という絵本を寝る前に読み聞かせていました。ゆっくり読んでも5分くらいで読めます。
【絵本】子どもを抱きしめることの大切さに気づいた「だいすきぎゅっぎゅっ」の記事でも紹介していますので、よろしければ読んでみてください。
寝るまでの一連の流れが絵本になっているので、子どももよく寝付いてくれます♪
パパやママは冷静に、泣いている理由を考えてみる
子供が泣いてぐずりやまないときは、泣いている真の理由を考えてみてくださいね!そして、何かを求めてくるときは応えられるときは応え、応えられないときは別案を示してみる。そうやって、子供と一緒に親も成長していくんですね。一生、成長です。
イラっとしたら、この記事のことを思い出してもらえたら嬉しいです♪