三国志って面白いですよね。今から2000年近く前に、中国では色んな駆け引きや戦が行われていたと思うとすごいなーと思います。私は仕事で中国にしばらく滞在していました。せっかくなので、三国志ゆかりの地に行ってみようと思い、仲間と「赤壁の戦い」の地を観光してきました。
赤壁の戦いとは?
まず、赤壁の戦いについておさらい。とは言っても、私は横山光輝氏の漫画「三国志」を読んだくらいなので、そこまで詳しくはありません。間違っていても許してください…
208年頃、曹操(そうそう)が荊州(けいしゅう)という土地を奪取するために、15万の軍で攻め込もうとしていました。
一方、孫権(そんけん)も荊州を狙っている武将。
当時荊州を支配していた劉表は、曹操軍が攻め込んでくる前に病死。後継の劉琮(りゅうそう)は曹操に降伏することにしました。
しかし劉表軍の最前線を守っていた劉備(りゅうび)は、曹操に対抗。曹操軍の攻撃で散り散りになったが、曹操軍は慣れない風土が原因で疫病に悩まされます。
そのとき軍が一時停止した地が「赤壁」。
これを知った孫権軍は、劉備軍と共同して曹操軍に「火攻め」で攻撃。曹操軍は大打撃を受け、後退したのです。
こちらは赤壁古戦場に展示されていた火計の図
有名な人を挙げておくと、孫権軍の司令官的な人が周瑜(しゅうゆ)で、劉備軍の司令官的な人が諸葛亮(しょかつりょう)。
すみません、簡単な説明でした。とにかく三国志で有名な戦地が「赤壁」です。
映画「レッドクリフ」の題材となった戦いですが、映画の方が有名かもしれませんね。
赤壁の地「赤壁古戦場」
私たちは武漢市に滞在していたのですが、そこから赤壁までは鉄道か車で行くことに。
仲間5人で向かったので、楽そうな車にしました。知人の通訳さんに頼み、車で送ってもらうことに。
高速道路を走り、途中サービスエリアにも立ち寄りました。写真撮り忘れましたが、中国の高速料金所って半端ないくらいデカイです。
レーンが100本くらいあるんじゃないか?ってくらい。
武漢市から2時間ほどで、赤壁に到着。残念ながら結構な雨でした…
赤壁がある場所は「赤壁古戦場」という、それは立派な観光地になっています。
いかにも戦場といった雰囲気が出ています。雨が余計に戦感を出してくれました。
結構見ごたえのある観光スポット
お世辞抜きに、三国志ファンなら大喜びの観光スポットだと思います。結構広いですし。
正直、説明などあってもほとんど読めませんでしたが、展示物や建物はクオリティ高いし、外を回ってるだけでも面白い。
「赤壁大戦陳列館」という建物には、内部に歴史的な物が展示されていたり、武将の像があって面白いです。
劉備、関羽、張飛が義兄弟の契りをかわした「桃園の誓い」を現したと思われる像もあります。
風情のあるお茶屋のような建物。張飛が団子を食べていそうです。
園内はしっかり整備されていて、とても歩きやすかったです。子連れでも十分楽しめると思います。
トイレも割とキレイでした。メジャーな観光地じゃないと思うんですが、日本語表示もあり驚きです。
メインの「赤壁」は?
さてメインの赤壁ですが、
「あ!これね!」
という感じで現れました。誰がみても赤壁だとわかります。
決して、がっかりスポットではないと思います…ただ、晴れていれば。
横を流れる長江の大きさがよくわかります。ここで戦があったのか、と思いを馳せることができました。
ちなみに園内途中にも、ミニ赤壁がありました。
赤壁までの行き方は?おすすめホテルは武漢で
赤壁までは、鉄道か車で行くと言いました。しかし、鉄道で行くには中国語が話せないと結構キツイです。ややこしそうなので。
そして湖北省の人々は、英語や日本語を話せる人がほとんどいません。
一番のおすすめは、武漢のホテルスタッフにツアーを取ってもらうことです。武漢は結構な都会で、大きいホテルだと英語か日本語が通じますから。
私が滞在したことのあるホテルでおすすめな場所をいくつか挙げておきます。
☆シャングリラホテル
建物も部屋も豪華です。ビュッフェは量がすごくて、味も美味しかったです。開けた場所にあるのでアクセスが楽。
☆ドーセットウーハン(武漢帝盛酒店)
お値段もリーズナブル(¥10,000前後)で、朝食ビュッフェも種類豊富で美味しい。徒歩圏内に現地のお店のほか、ケンタッキーや味千ラーメンもあるので、中華に飽きた人にもおすすめ。
三国志ファンなら興奮間違いなし!
私のようなちょっとした三国志ファンでも楽しめる「赤壁古戦場」。もっと好きなファンならもっと興奮することでしょう。
湖北省までは直行便がないため日本からなかなか来づらいですが、日本にいてはわからない中国のディープな魅力も発見できます!
湖北省の魅力は中国・武漢に行き、自分の目で見る大切さを学んだの記事にも書いてありますので、ぜひご覧ください。